《MUMEI》

ガッシャーン!!


「申し訳ありません!!」


私は落としてしまった料理と割れたお皿を焦って片付ける。


「珍しいなぁ、こんな失敗するなんて」


そう言いながらリナさんが片付けをさりげなく手伝ってくれる。


「なんかボーッとしちゃって…」


歯ブラシのことがあってから、情緒不安定で何事にも集中できない…


「なんかあったん?」


リナさんには鈴木と別れたことを、まだ言っていなかった。


「うん、まぁ…ちょっと」


「意味深やなぁ〜。激やせダイエットもそれが原因なん?」


リナさんも私が痩せたこと気になってるんだ…


「帰りにお茶しない?」


リナさんにも報告しないとね…

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