《MUMEI》

「やー色んな趣味のやつがいるんだな」

「それだけ?」

「え、だって大丈夫だったんだろ?」

「大丈夫じゃないよ、尻だの腰だのべたべた触られたしさ、何か前も触られたしさ」

「うわぁ」

前触ったってことは色んな意味で確信犯じゃねぇか
人の性癖の広大さを改めて実感。

「おまけにアソコを俺の尻にぐいぐい押しつけてきてさ、耳元ではぁはぁ言われたよ、もうやだぁ!」

何故か涙目、仕方ないとは言え爆笑したことを後悔する。
ていうか泣くほど怖かったのか?

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