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《MUMEI》 「抵抗とかしなかったの？」 「出来ないですよ、マジ怖かったんですから！もう身体固まっちゃって」 「そゆもん？」 「そゆもんですって！今なら女性の気持ちわかりますマジで」 店長と話す茶髪男を眺める。全体的に貧相よく言えば華奢な身体つきにちょっと長めの茶髪、裾の長い薄ピンクのシャツ、細身のジーンズとずいぶんと凝ったデザインのスニーカー、それなりに可愛い、けどまぁ女には見えない。やっぱりそっちの人なんだろう。 てゆーかどこの誰だよ、何触ってくれちゃってんの？俺の、 ‥‥俺の？ 自然に湧いた脳内のセリフに自分で疑問符。ちょっと待て何考えた俺 前へ |次へ |
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