《MUMEI》

「イイ!はぁあ、ンんン、ヒモチイイよぉお!!」



パンパンと激しく打ちつけられる音、無造作に鷲掴みされる腰、自らケツを高く突きだしている事実…。



喘ぎが止まらなくて俺の唾液が枕にどんどんと染み込んでいく。


「なんつーエロクセ〜ケツなんだ、さっきからずっと揺れっぱなしだぞ!!
てかもうすっかり俺無しじゃいらんね〜躰になっちまって」

「そうだよ!…っ、…ハアアッ…気持ちイーよ…お…!
もっと速いので…速いのでイきたい――ッッ!!」



「う゛!よ、よし!分かった!!」





――だ、ダメ…まだ足りない!
もう、ぐちゃぐちゃにされたい!!



「グリグリも――っ!ア―――ッ!それ―――ッ!」



「こうか――ッ!はあ、はあ、ゆうちゃんっ!もう俺もたねーってば!あんまり絞めんなよ、うーっ!」



「だって絞めると形分かってめっちゃ気持ちイイんだよー!緩めらんね〜よお!」



切なくて気持ちよくて秀幸が大好きで、それでもってイきそうで!



愛撫が入らない攻めっぱなしなセックス。



秀幸のくびれの引っかかりが俺の前立腺を激しく擦る。



「くる…くるっ…ふう…う…くるっ…」


突然躰の奥から沸き上がるオーガズム。



太股にビクビクと痙攣が起りだす。




――たまにだけどクル激しいイき方――。



俺は必死に枕にしがみつく。



「よし!久し振りにキたな?」



激しく強く、大振りに打ちつけられ…



「うあぁあ!ああ―ヒッ―――――ッッ…」


全身にビクビクと痙攣が走り呼吸が止まる。


強制的に奥から押し出される様な精の排出感。




…それと……。




ふわふわしながら意識が遠のく。






――秀幸の慌てる声が遠くから聞こえる。








つか股間が何故か生温かい――――。






――めっちゃ温かい―――― 。

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