《MUMEI》
*外出*
翌日。

「紫堂、どこへいくのだ?」

瑠果は紫堂に連れられて外出していた。

だが行き先はまだ告げられていなかった為、瑠果は不思議に思っていた。

「秘密なのか?」

「もう少ししたら分かりますよ」

そう言われて瑠果がやって来たのは、大きな建物の前だった。

まるで城のようだ、と瑠果は思う。

入口まで来ると、中から店員のような身なりをした若い女が出て来た。

「お待ちしておりました。さあ、どうぞこちらへ」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫