貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い《MUMEI》志葉の過去
pm8:00志葉はファミレスでバイト。もう2年になる。
「会計お願いします」
「はい\3500になります」ニコッ 愛想よく客に対応する
「志葉ちゃん、今日はもう上がっていいよ」
「あっ、はい。店長お疲れ様です」
「はぁ〜い、お疲れ。じゃあ明日もヨロシクね〜」
「はい。じゃあ失礼します」
店を出てから、ケータイが鳴った。
「もしもし〜志葉〜まだ仕事?」友達の杏奈
「ううん。今ちょうど終わった所だよ?どうしたの?」
「これから飲みに行かない〜?久しぶりにみんな集まってるからぁ〜」
「う〜ん…いいよー」
あまり気が乗らなかったけど“付き合い”で行く。
「じゃあ一旦家帰って準備するから…一時間後に行くね」
「あー……面倒くさい……」
ため息をつきながらつぶやく…
「ただいま〜」
「あっ、志葉お帰り。ご飯は?」
「あ、いいよ〜これから杏奈達と出かけるから。」
「そう〜?じゃあ気をつけてね」
「はぁい」
母親の前でもニコニコして、自分を偽る
志葉の家族は
何処にでもいる様な普通の家族。 父親と母親は仲が良く、子供の手が離れてからは、二人でよく旅行に行ったりして、家を空ける事が多い。
兄弟は、一つ上のお姉ちゃんが一人いる
こんなに普通の家庭でそだったのに
志葉の中は自分を偽る
元々は志葉もごくごく普通の女の子。
今みたいになったキッカケは
昔付き合っていた彼氏が浮気してからだった…
「彼氏が浮気してるの見た。」
って言う友達の梓(アズサ)言葉。
確かめる為に彼氏会いに行った。
浮気なんかしてない!!って信じてた。
何の根拠も無い自信もあった。
彼氏の家に行って、ドアを開けたら
まさしく最中だった
「しっ、志葉!!これ違うから!!何か…あれだよ!……」
慌てて言い訳してる彼氏に腹が立つ
しかも相手は同じクラスの女だった
慌てて言い訳する彼氏を横目に女は
「ねぇ…もうバレたんだからいいじゃん〜」
って軽い感じで言った しかも何か上から目線で…
「なぁ落ち着けよ志葉、…俺達別れないよな?なっ?」
志葉は黙ってドアを閉めた
トボトボ歩いて
家に帰った
「…バカみたい……」
一人部屋で泣いた
もう涙が失くなると思うくらい泣いた…
「うっ……ひっく…ひっく…」
次の日トボトボ歩いて学校に行く。 昨日のが、まだ頭に残ってて、ボーっと歩いてた
通学路にある公園から争うような声が聞こえて何気に見ると
浮気の事を教えてくれた梓と、あの女が言い争っていた。
梓が自分の為にその女に怒ってるのかと思って近いて行った。
「梓あんた何で志葉にバラしたんだよ!?」女が言った
「はぁ?約束守らないあんたが悪いんでしょう〜」
梓が言った言葉の意味が分からなかった
「約束なら守ってんじゃん!」
「嘘つけ!一週間で交代って言ったのに、あんた達私に隠れてほとんど毎日会ってんじゃん!」
「ハァ?何言ってんの〜?妄想しすぎ〜」
女は少し焦った感じで言った
「私と会ってあいつが帰るって言うから、つけたんだよ!そしたら二人でホテル入って行ったじゃん!しかも!私とやった後にすぐ、あんたとやるってどういう神経してんだよ!?」
血の気がサーと引いていく…友達のくせに…
志葉に気付いて焦る梓
前へ
|次へ
作品目次へ
無銘の作品を探す
無銘文庫TOPへ