《MUMEI》

「さすが塁羅だな。」


綺嘉はぎゅっと塁羅を抱きしめた。


「殺す…気ですか…。」


塁羅は苦しそうに言った。


「あっ、ごめんごめん。塁羅があまりにも可愛いから。」




塁羅たちは扉に出で、赤紫色の光を放ち宙に浮き、西に向かって飛んでいった。


塁羅は綺嘉の腕からすぽっと抜けた。


「あぁ塁羅〜!」

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