《MUMEI》
穏やかに荒らし吹く?
今日は快晴!!
布団を全部ベランダに干してファブリーズ!
プランタンに咲く花達もキラキラ笑っているみたいだ。
今日のドラマの収録の入りは午後からだから、午前中はのんびりまったり過ごせる訳で。
どうせならとことんのんびりしようと朝飯を買いにコンビニへと向かった。
▽
「あれ?真菜ちゃん?」
身長175センチ、真っ白な女の子はなかなか遭遇する事はない。
ドリンクの並ぶ冷蔵庫の前にいる女の子に俺は話かけた。
「!!!!」
「あ、加藤君!お早う!」
いつもの元気いっぱいの笑顔!だけど…だけど!!
「どうしたの?」
「い、いや!なんでも!!き、今日はい〜天気だね!俺布団まで干しちゃったよ!」
「私も〜!ファブリーズまでしちゃったあ!」
あー俺も!今日の夜は何気に楽しみだね〜とか何とか話て俺達は別れた。
レタスたっぷりサンドイッチとコーヒーを袋に下げ俺はマンションへと向かう。
――いや…びっくりだ!
女の子ってやっぱメイクするとガラッとイメージ変わるっつーか…。
元々裕斗に似て綺麗な子だけどあんまり変わっててびっくりした!
決して今時の厚盛りメイクじゃなかったけど薄く色がついているだけのメイクがまた元々の作りの良さを強調していてドキドキした。
やっぱ女の子は可愛いなあなんて…。
あれじゃー裕斗も心配だろ。
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