貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い《MUMEI》…
「どういう事?」
「!志…葉………」
重い空気
「あ〜ぁ…(溜め息)…今の全部聞いたでしょ?あんたの友達も、あいつと付き合ってんの!あんた裏切られてたの〜」女が言った
そのまま続けた
「彼が浮気してるって、あんたにバラしたのは〜、ウチと彼にヤキモチ焼いたからなの!」少し勝ち誇った感じで、梓の方をニラんだ
志葉は言葉も無く、そこに立ち尽くしている…
「志葉、ごめんね〜。だって、私も彼の事好きだったんだもん。でも先に志葉が付き合っちゃうんだもん…」
「(爆笑)あんた開き直ってんじゃん!彼と浮気してるの認めてるし〜ウケル〜(アハハハハッ)ねぇ、どうせなら〜、このまま4人で付き合い続けない?その方が、いいじゃ〜ん!ねっ?ねっ?」
女は髪をいじりながら、この馬鹿馬鹿しい提案を
1番の解決法っ感じで
ニコニコしながら一人納得している。
「ちょっとォ〜!!何言ってんのよ!?何で平等に付き合わなきゃいけないわけ!?私は1番がいいの!彼の1番は私なんだから!」
男は苦手だから彼氏なんていらないって言っていた梓が、こんなに彼の事が好きだった事にビックリした。
人の彼氏を取っといて、謝る所か、悪びれた様子の無い女と、開き直る友達の勝手な言い合いを見て、志葉は呆気に取られる
(何してんだろ?…なんなの?この二人…一体誰が悪いの?………でも………やっぱりムカつく……)志葉の心の中…
志葉が口を開く
「そっかぁ…そういう事だったんだ…でも、やっぱり、もっとちゃんと話し合いたい…だから、彼も呼んで4人で話し合おっ…学校終わったら、裏の公園に来て…」
力無い声で言った
裏の公園とは、全くと言っていい程人は滅多に来ない。はげたペンキに、壊れた遊具…落書き…
捨てられた公園。といった所。
「わかった〜」二人とも納得した。
「じゃあ私先行く〜」
「志葉、私も先行くね!」
二人の後に志葉も学校に向かう
学校が終わって…
裏の公園の側には空き倉庫みたいな建物がある
前は板金屋だった
もう何年も放置されていて、中はドラム缶やら、ガラスの窓枠、角材など色んな物が雑に置かれていて、ちょっとしたゴミ置き場みたいになっている
先に着いたのは志葉だった。
空き倉庫から公園の方を見て、皆が来るのを待っていた
始めに現れたのはあの女
志葉は手招きをして、女を倉庫の方に呼んだ
「あれぇ〜まだ誰も来てないの〜?」
「…うん…あのね…聞いて欲しい事があるんだけど…恥ずかしいから……少し目つぶっててくれる?」
志葉は弱々しい感じで言った
「え〜。わかったぁ〜」
女は目を閉じた
志葉は後ろにもっていた棒で女を殴った。
「キャッ…」女は気を失った
女の足を引きずって、倉庫の中に連れて行く
そこに落ちていたロープで女の両足を縛って、外れない様に柱に結び付けた
そして、何も無かったかのように、また外に出て公園の方を見、後の二人が来るのを待った。
次に梓が来て
彼が来た
二人とも同じ様にして倉庫の中に…
「…うっ…うぅっ…」女が目を覚ました
「なっ、何ィ〜!?何なのコレーー!!」
縛られて気を失っている残りの二人を見て焦る女
「ちょっ…ちょっとォ!!!梓!!達也(彼氏の名前)!起きてよ!!」
女の声に二人も目を覚ました
「ゔ〜…いててっ…うっ〜」
「ちょっと!志葉なんのつもりよぉ!!」
「起きてそうそう、うるさい女……おまえらが目ぇ覚ますまで、30分も待ったんだよ〜…」
「志葉…お前何やってんだよ!?…今日話し合うって言うから来たんだぜ?何で俺ら縛られてるわけ?」
「だから…話し合いだよ?問題ある?」
志葉は軽い感じで答えた
「何言ってんの!?当たり前でしょ〜?この縄ほどいてよ!」
「あ〜…本当ギャアギャアうるさい女〜…」
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