《MUMEI》 ――…でも僕は、楽しみは最後までとっておく性分だ…。 きちんと手順を踏み、濡れそぼる蜜をそっと舌先で汲みとる… 「…イャ…ああぁ〜…!」 口内に広がる潮の香りを味わいながら、悪戯な指先が肉芽を掘り起こす… ビクッ!…「あァッ!!」 直ぐに、かん高い喘ぎ声が室内に響き渡った… 僕は、彼女の秘密の部分に顔を埋ずめると… 柔らかな桃の果肉が僕の両頬を挟みつける――…。 けして芳しいとは言えない生活臭も、彼女の躰から生まれたものと思えば、愛することも躊躇わない…。 「はぁあああああああぁ!」 唇を噛んで、恥ずかしさを押し殺していた彼女の中で、何かが外れた――… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |