《MUMEI》 カオリちゃんは、ゆっくりと身を起こす――… 「――いいのょ…磯野くん…。 ――私が望んだことだから…。」 抜け殻のように呆ける僕に、彼女は優しく語りかけてきた――… 「……。」 思いがけぬカオリちゃんの言葉に、僕は顔を上げた…。 「――堪らなかったの……。 ――私……磯野くんが欲しくて堪らなかったのょ…。」 ――暫くの沈黙の後――… 「――ごめんなさい…。」 彼女は何故か謝った。 謝るのは僕の方なのに――…。 〜♂〜♀〜♂〜♀〜♂〜♀〜♂〜 前へ |次へ |
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