《MUMEI》 *服装*扉の向こうから現れたその執事の服装は、いつもと変わらないように見えた。 「──────」 「お似合いですよ」 紫堂がニッコリと笑って言うと、瑠果はしげしげと彼を見つめた。 「お前はその格好で良いのか?」 紫堂が着ているスーツは銀色味がかった淡いグレーだったのだが、瑠果にはいつもと同じに見えた。 彼は何着かを持っていたが、全て似たような色ばかりだったので瑠果には分かりにくかったのだろう。 前へ |次へ |
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