《MUMEI》

「そう…なんですか。」


女の子は塁羅を優しく地面に降ろした。


「ん?」


塁羅はキャンディーを舐めながら、女の子たちを見上げた。


「それじゃあたしたち帰りますね。」


「頑張って下さい。じゃあね塁羅ちゃん。」


「また遊ぼうね。」


女の子たちは、早歩きで去っていった。



周りにいた人たちもそわそわと、去っていった。

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