《MUMEI》 「冗談でもそんなこと言わないで下さいよ。」 綺嘉は塁羅を抱っこしたまま、噴水の方へ歩いていった。 噴水は10メートルはある丸い形で、円柱の上に乗っているユニコーンの口から水が出ていた。 「あと5分でゾンビが来ます。」 塁羅は懐中時計を見ながら言った。 「でもこんな所が戦場になるなんてな。」 「そうですね。」 『綺嘉、武器出しておけよ。』 前へ |次へ |
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