《MUMEI》 *調子*瑠果はしばらく黙りこくっていた。 紫堂は屋敷に着くまで瑠果を降ろさないつもりらしい。 「‥‥‥‥‥‥」 調子に乗り過ぎではないか、と瑠果は思う。 だが一方では安心していた。 この腕に抱かれていられる事を。 「どうされました?」 「いや、何‥も‥」 「もうすぐ着きますよ。ご安心下さい」 前へ |次へ |
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