《MUMEI》 「あぁ、もうまた!?」 イライラした表情で茶髪男はコントローラを放り投げた、ばすん、運良くクッションの上に落ちたから良かったもののフローリング直だったらどうすんだオイ。 「もー俺何回もここ通ってんよ、何で?」 「言っとくけど教えねーぞ」 「うわ、今教えてって言おうと思ったのに!」 「ワンヒント1000円な」 「高!」 出してやったウーロン茶をやけくそ気味に飲みながら、茶髪男はぶつぶつと文句を言っている。俺はすでに何回かクリアしたゲームだ、どうやら二番目のボスのいる城の最上階に行けないらしい、クリア方法は把握済みだが、まずそのすぐ人に頼る癖を直せ。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |