《MUMEI》 sideK部屋を出るともう外は暗かった。遠くのほうの空に少しだけ太陽の沈んだ跡が見える。 コンビニまでは徒歩5分という距離だ、早く帰ってゲームの続き教えてもらわんと。あの人けっこう気分屋だもんね、と最近じゃ友達から親友にグレードアップしたいくらい仲良しな男の顔を思い浮かべる。 さすがに失恋からも立ち直ったみたいだし、ホント良かった。俺って面倒見いいよなと思いながら、薄暗い道の先に目を刺す明るさのコンビニに入る。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |