《MUMEI》 俺はマークを背負い、脱出地点の廃虚まで走った。 時おり敵の銃弾が俺達を追い越してゆく! 走っては撃ち、撃っては走る。 そんな動作を繰り返し、俺達はようやく脱出地点に辿り着いた。 元々4階建のビルだった廃虚は、森を抜けた先の拓けた土地に建っている。 俺達スナイパーが能力を発揮するには、うってつけの場所だ。 「マーク!お前は最上階から敵を狙撃しろ! 俺はCQCで応戦する!」 「あぁ!できるだけ多くの敵を道連れにしてやるぜ!」 「縁起でもないこと言うなよ(笑) 大丈夫だ。明日にはフカフカのベッドの上で眠れるさ!」 俺達は笑顔を交した。 前へ |次へ |
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