《MUMEI》 *余地*「‥‥‥‥‥‥」 瑠果は夕食まで部屋に籠って塞ぎ込んでいた。 あの時の瑠果に抵抗の余地はなかった。 だが、まだあの執事を名前で呼ぶのには抵抗がある。 嫌という訳ではない。 ただ、困惑してどうしていいのかが分からなくなってしまっていた。 「‥‥‥‥‥‥‥」 つくづく自分が情けない、と瑠果は思う。 「─────‥‥」 思わず、ため息が出た。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |