《MUMEI》

煙草の自販機はすぐそこにある、買いに行ってもいいがめんどうだな。カチカチ、携帯を開いて閉じる。時計を見るともう40分も経っている、電話にも出ないで何してんだか。あぁ、煙草が吸いたい。



さらに10分が経過して、さすがに不信に思う。立ち読みにしてもさすがに遅すぎるだろ。帰った?ないないアイツの性格上それは。
何かあったか?何度鳴らしても出ない携帯に首を傾げる。こちこちと秒針が音を立てて、時間だけが過ぎていく。

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