《MUMEI》 スウェットが捲りあげられて、貧相な胸板から腹筋が露になる。唯一自由になる脚で男を蹴りつけるけど、便座に座ったまま両手を拘束された態勢ではほとんどダメージを与えられない。 「そんな顔しないで。ごめんよ、ほらすぐによくなるからね」 こいつの言っていることが理解できない. できるけどできない。 気持ち悪い。 女にするみたいにぺたんこの胸元を撫でられる、極大の悪寒。嫌悪と恐怖と羞恥で、硬直した身体に鳥肌が立つ。 「気持ちいい?」 何を勘違いしたのか、薄暗い蛍光灯の下男が笑った。 気持ちいいわけねーだろ、死ね 前へ |次へ |
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