《MUMEI》
*月光*
夜。

薄暗い部屋の中で、瑠果はぼんやりと考え事をしていた。

ステンドグラス。

十字架。

花束。

昼間の事が、まだハッキリと思い起こされる。

(夢のようだな‥)

白い枕を抱くように抱え込みながら、瑠果はそんな事を思った。

そして、これからの毎日に思いを馳せる。

思わず笑みが零れた。

柔らかな月の光。

それが、窓から差し込んでくる。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫