《MUMEI》
sideA
部屋を出て、階段を降りる。煙草の自販機はすぐそこだ。
急に寒くなったな、部屋着のシャツ一枚で来たことを後悔する。こんな寒いのに、アイツは何をやってんだか。
夜の住宅街は意外と静かだ。秋の夜風を吸い込みながら歩く。

ふと道路に何か落ちているのを見つけた。


外灯にぽっかりと照らされた道路に転がるハーゲンダッツ。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫