《MUMEI》
sideK
「‥‥ッ、」

肛門に指を突き立てられ、あまりの痛さに俺は抵抗も忘れて顎を反らす。男の指が左右に振られながら侵入してくるが、もともと受け入れられる構造じゃないから快楽もクソもない。ただこすられる腸璧が痛い。

「くそっ」

男は乱暴に指を引き抜いた。

「ねぇ、何で受け入れてくれないの?ねぇ、」

受け入れられるわけねぇだろうが

「愛してよ」

あぁ、もう何言ってるか全然わかんねぇ

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