《MUMEI》
少女の前世
「みんな一生懸命村のために取ってきたの。渡せないわ!
……

さっさと出てって!」

「うるさいガキだ。おいリトー,やっちまえよ。」

ドス!{手元のダガーナイフで刺した}



ドサ!{少女は倒れた}


「おい!じじぃ、さっさと馬に積め。」


「ハイ!命だけは〜。」

山賊の乗ってきたギガブレットという種類の巨大な馬に食料の入った袋を20袋積んだ。
「残酷だ。見てらんね!村のみんなでかかれば食料を取返せるぞ!」と1人の若者が言った。

また,ある村人は言った。
「止めとけ。奴等の腕見ろ。山竜の紋章……山竜怒これば、この世の終わり…。分かったな。」


「帰るぞヴァスコット。また,来るからその時に今日みたいな事があったら、こんなんじゃ済まさせないぜ!」

そう言い放って山賊が帰ろうとしたその時…


ムク!{刺された少女が起き上がった}


少女の目は光り,闇が彼女を包んだ。

「まて…汚わしき山賊共。私は、海を制すフィスティールなり。少女の体を借りている。お前らの愚行,体をもって償えよ!」

「笑わせるぜ!一発じゃ死ななかったか?じょうちゃん。じゃ、もー一発だ〜!」

リトーが飛び掛かって来た!

しかし、彼女の周りの闇に触れた瞬間、リトーは眠るように地面に倒れた。

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