《MUMEI》
*休息*
「‥‥‥‥‥もうこんな時間か」

瑠果がマフラーを編む手を止めたのは、夕暮れ時になった頃だった。

既に半分以上は出来上がっていた。

ひとまず休もうと思い揺り椅子に凭れたまま、瑠果は目を瞑る。

夕陽が差し込む窓辺で、瑠果はまどろみ始める。

丁度その時、小さく扉をノックする音が聞こえた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫