《MUMEI》
エピローグ 〜瑠果の心〜
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彼と暮らすようになって

思う事がある。

本当に幸せだと。

始めは

とんでもない奴だと思っていた。

不必要な命令ばかりを突き付けてくる。

だが

私はそれを拒む事が出来ない。

そう

私は

執事様に絶対服従。

彼が一言命令≠ニ言えば

私はそれに従う。

従わざるを得ない。

だが

それで良いのだ。

私は

それで幸せなのだから。

「お嬢様、どうされました?」

「いや、すまん。行くぞ、冬夜」

さあ

旅はまだまだ

始まったばかりだ。

屋敷に戻る日が来るのは

いつになるだろうな‥。

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