《MUMEI》
恋に落ちる瞬間〜後編〜
ブ-ブ-ブ-
「きゃ〜、バイブがなってるよぉι絶対郵便局の人だぁ(泣)」
と自転車を激しくこぎながら、文乃と美加は猛スピードで寮へと急いでいた。

不動産で書類の説明のあと、いろいろと聞いたりしていたら8時ごろになり、不動産からちょうど出たところで郵便局から電話がきて、「あと10分待って下さい〜!!」と言い、今に至っているのだ。

実のところ、不動産から寮までは自転車で20分もかかるのだ。

ブ-ブ-ブ-

「また、鳴ってるよ〜ιこれで4回目(泣)」

「文乃、あともうちょっとだよ!」

寮の近くの交差点が見えた時にちょうど郵便局の車が見えた。

だが、文乃の乗っていた自転車は車のそばを通り過ぎてしまった。
文乃の後ろを走っていた美加がちょっど郵便局の車のそばに停まり、窓から待って下さいとサインをした。
すると、郵便局の人がわかったように頷いて車をそばの駐車場に停めた。

車のドアが開くと、「すみません!!電話を何回もしてくれたのに、出なくてι」と文乃は近寄っていった。

文乃は郵便屋さんの顔をみて、
あっ、この人この前の....

郵便屋さんは笑顔で「イイですよ。近くにまだ配達するところがあったんで、それが終わったらまた来ようとしてたんで。」

キュ――ン...P

「ありがとうございまぁす...///」

郵便屋さんは車から荷物を取り出して、
「これが荷物なので、ここにサインをお願いします。」と言った。
文乃はサインをし、郵便屋さんに渡した。

「本当にありがとうございました。」と文乃は礼をし、そのお礼に対して「イイですよ。」と笑顔で答えてくれた。

郵便屋さんは仕事がすむと車に乗り行ってしまった。

美加が「大丈夫だったぁ?」と言いながら文乃のそばに寄ってきた。

「うん。ありがとう。てか自転車大変だったよねェ...ごめんね。」

「あっ、イイよ。平気、平気♪」
そう言ってくれる友達に文乃は、
「さっきの人、超イイ人だったぁ。」

「そっかぁ」

「...なんか気になっちゃったかも..///」

「ふぅ〜ん。...ん?...それってさぁ」
と美加は赤くなってる文乃をキラキラした顔で見た。

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