《MUMEI》 「───────」 温い。 安心する。 彼はどこへ私を連れて行くつもりなのだろう‥? 駄目だ‥頭が回らん。 本当に眠ってしまいそうだ‥。 「‥‥‥?」 ゆっくりと、フカフカした場所に降ろされる。 恐らくベッドの上なのだろう。 「──お休みなさいませ」 そんな声が、遠くの方で聞こえた。 前へ |次へ |
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