《MUMEI》

「‥‥‥‥‥」

目が覚めた。

良く覚えていないが‥夢を見た気がする‥。

「お目覚めですか?」

「!?」

居たのか‥。

「何かいい夢でも見ましたか?」

「ん?」

「時々笑ってらしたので」

「お‥、お前‥見ていたのか‥っ!?」

「すみません‥悪気はなかったんですが──」

「‥‥‥///」

ならば冬夜はずっとここにいたのか‥。

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