《MUMEI》
unhappy Christmas
仕事仕事仕事仕事、で休憩どころか一息吐く合間すらなく、息を止めて全力疾走した感が溢れるバイト終わり。いつもはすぐに人がいなくなる休憩室も扉を開ければ死屍累々、屍の山。狭い六畳のスペースに転がる甚平の黒、悲しいかなそのほとんどはクリスマスだというのに恋人もいなければ待ってくれる家族もいない、だけど見栄を張ってまで年末年始の特別給与を逃すのは惜しいという現実に生きる男たちだ。ホワイトイルミネーション?ブッシュドノエル?ふざけろ、死ね。

「疲れた‥‥」

隣に転がる茶髪男が擦れた声で呟く、口から半分はみ出た魂、俺も似たようなもんだろう。

「英田くぅん、めりぃくりすます‥‥」
「メリークリスマス‥‥」

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