《MUMEI》

「俺・・・仮面浪人しちゃおっかなぁ〜」


「えっ!!マジでっ!?」


俺の言葉にタツヤは焦り始める。


「するなら言ってくれよ!俺もするから」


「分かってる。ちゃんと言うから・・・」


「抜け駆けはなしだぞ!」


そんな会話をしながら、お互いに納得した進学じゃないことを知る。


「なんで・・・もう一年頑張らなかったんだよ?」


俺は不思議になってタツヤに聞いた。


「鈴木がいたからかな」


なんだ・・・こいつも一緒か。

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