《MUMEI》 「あぁ、そうだけど。」 女の子は針をゆっくり緩めていき、両袖の中にしまった。 綺嘉も女の子に刀を向けるのを止めた。 「実は私も黒薔薇の騎士団なの。」 「へぇー。」 綺嘉は怪しそうな目で女の子を見た。 「何よその目!」 紫吾を塁羅を抱っこしたまま、綺嘉たちの方へ行った。 前へ |次へ |
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