《MUMEI》

『綺嘉、戻るぞ。』


「あぁ。」


紫吾と綺嘉は歩いて行った。




女の子は寂しそうな目で、壊れた噴水やめちゃくちゃな花畑を見つめていた。


「時間は戻せない…。壊れたものは壊れたまま…。」



女の子は、走って紫吾たちについて行った。



「飛角さん、僕歩けます。」


『お前の短足じゃ歩くのが遅い。』

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