《MUMEI》 「着いたよ」 「え・・・・・・あぁ・・・」 寝ないつもりだったのに、いつの間にか車で寝ていたらしい。 「マンションの件、この書類に記入して源泉と一緒に今度渡せばいい?」 「うん・・・」 佐久間は「分かった」と言って、書類を片付ける。 私の部屋で書くんだと思ってた・・・ 「それじゃ、俺は帰るよ。また書類の件は連絡するね」 「あ・・・・・・うん」 帰るんだ・・・ てっきり泊まって帰るのかと思ってた。 ま、別にいいけどね。 「今日はありがと・・・」 と言いながら、佐久間は私の頭を抱えて長いディープキスをした。 「こちらこそ、ごちそうさまでした・・・」 私の言葉を聞いて、佐久間は名残惜しそうに、もう一度軽めのキスをする。 「それじゃ、また連絡するね」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |