《MUMEI》

「何何‥?──‥型?」

型‥。

そうか、これの事だな。

これに流し込むのか?

そうらしいな。

そうだ、何か飾り付けをしよう。

冬夜は何が好きだっただろうか──。

「‥‥‥‥‥‥」

考えものだな。

私は彼の事を知らな過ぎるのだろうか?

一緒にいて、何でも分かったような気になっていた──そんな気がする‥。

「はぁ‥‥」

どうしたものか。

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