《MUMEI》 寝付けないまま、色々なことを考える。 あそこで拾ってなかったら。違う奴にひろわれてたのか。 美羽じゃなくても惚れてしまうのか? どちらも無い。 必然的に拾うようにできていたし、美羽に惚れてしまうようになっていた。 そして運命的な感情がさらに美羽に引き込まれた。 俺は少しの間に美羽にベタ惚れしたようだ。 では美羽はどうなのか? あいつは付き合った事こそないが、もしかして初恋は終わってるのか? 俺の事どう思ってるんだろ。 不思議な気分になる。 俺は正直女にこまったことがなかったから、相手は絶対俺を好きだと思っていた。どう思ってるかなんて考えた事もない 辛いんだな。 恋って。 俺はすっかり少女漫画のヒロインだ。 前へ |次へ |
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