《MUMEI》
新たな仲間?
あれから、俺達はあのコンパスに従い様々な所へ、旅をした。

勝「伏せろ!」

ファン「え? うわっ」

勝「ったくしょうがねーな。」

ぶんっ。

槍をひと振りして、敵を真っ二つにした。

ファン「あれから強くなったよな…。」
勝「そうだな。あの頃は、この不自然さに何も出来なかったっけ。」

ファン「何浸ってんだ? 俺だよ!お・れ。」

俺は無言だった。

別に怒ったわけじゃない。

ただあいつの性格を忘れていた。

一種のナルシストだ。

ファン「怒った? ゴメン俺が凄すぎて。」

反省の色も見せない。

そして、ある町の宿屋で一晩過ごす事になった。

そこは、三階建てだ。

三階に泊まる事になっている。

ファン「久しぶりだな〜。宿屋で泊まるの。」

ファンは、はしゃいで暴れてる。

?「あの〜。少し静かに…。」

何と子供のようだ。背が低く、弱気だ。

ファン「なに〜。静かに眠れないのか?」

?「いや〜。そういうわけでは…」

ファン「なら、俺達と遊ぼうぜ。」

?「えっ。いいんですか?僕、ショウって言います。ずっと一人だったんで。」
どうやら、思っても見なかった答えだったようだ。

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