《MUMEI》

ちょっと時間がかかったが、美味しいな夕飯が出来た。


「テン良く頑張ったな。美味しいな料理ができたぞ。」


シンヤはテンアの頭を撫でてやった。


「指が痛い。」


テンアの指は、始めての包丁を使い、切り傷が出来ていた。


『大丈夫かテンア?早く魔法で治せよ。』


「いや、この傷はいい体験をした証だから、治さない。」


『そうか、よく頑張ったな。』

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