《MUMEI》

配達を済ませると、私達は近くのスーパーへ向かった。



「…何買うの??」



お店の前の街路樹にゴジラを繋ぐ椎名くんに問いかける。



「ん―…、色々見てからかな。
月曜だから多分、肉が安いと思うけど」

「そ、そっか」



実は、こういう買い出しも初めてなんです………!!



「いー子にしてんだぞー??
……よし、行こっか」



ゴジラを繋ぎ終えて、椎名くんは立ち上がった。



「…うん…っ!」



き、緊張するー!!!


私は急いで、すたすたと店に入っていく椎名くんの背中を追いかけた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫