《MUMEI》
遺産
弁護士さんだった。



「本城 美羽様ですね?先代のお祖父様、お祖母様より遺言状をお預かりしております。」



そこには、全財産を孫の美羽に、土地の権利は売り払い、家事に勤しむものたちに退職金としてだすと。


全財産・・・・・・・・・



みたことの無いゼロのかず。


おじいちゃんきっと、凄く貯金していたのね。

でも26億って一生暮らせるのかしら。


私、どこか小さなおうちをかってすむにしても、お金たりなかったらどうしましょう。もう18なんだし、働けるかしら。



「あの・・・これでは一生くらせないですよね?私、はたらかなくっちゃ。」


「!!!!!!!!!!???????美羽様は、あまり外には出られませんか?」 

「はい、幼稚園から高校卒業まで、毎日送り迎えをしていただいてますので、あまり・・・・。わたくし働いた事がありませんので不安がいっぱいです。」



「美羽様、とりあえず・・・・・そうですね、一からご説明しますと・・・・・普通の庶民の生活をされるのであれば一生、いや三生・・・・いや、五生・・・・・いや・・・」 




難しい話をたくさんするのでここからよく覚えていないんだけど、とりあえず困る事はないみたいね。



弁護士さんは手続きを終えると、だまされてはいけません、や、銀行がもつ特別な金庫に預けろ、やたくさんの事を私に教えてくださった。まるで私が何もしらずに騙されるみたい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



そういえば・・・・じゃあ私世界の何をしっているのかしら・・・・・・・・・


えっ・・・・みんなどんな生活を送ってるのかしら?

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