《MUMEI》

「折原!!」



内藤君は脇目も振らず真菜を追いかける。



「いや〜つか…は?」



状況がいまいち飲み込めない。でもそれより




「あ〜、ビール切れた…」


よたよたしながら俺は部屋に戻り、またビールを飲みだす。




秀幸は今日舞台の打ち上げだし、惇はエロってる最中―――。





「は〜!いーけどさ」




ベランダに出て星空なんか眺めてたら直哉元気に頑張ってっかな〜ってふと思った。





――今直哉は大阪のリハビリで有名な病院で頑張っている。






今までの病院は退院して、主治医の薦めで大阪に移った訳だ。




なんかボバース法だとかボイタ法っていう特殊なリハビリが大阪が本場で凄いらしい。

――来週あたり行ってみようかな。




ついでに吉本見てこようかなとかイカヤキ食いたいとかイケない事を考えながら…、




おやすみ位言っても良いよねって思って――




俺は秀幸に電話をした。

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