《MUMEI》
衝撃
高校に入学して早三ヶ月。
だいぶ学校にも慣れてきた。
同じクラスの奴なら名前位は覚えたし、何人か仲の良い奴もできた。
ただ、その仲の良い奴の中に、
――学級委員長、
長沢貢は入っていなかった。
別にキライな訳とかそんなんじゃなく、席も遠いしわざわざ話す程でもなかったから。
「カルピス久し振りだけど美味しいね」
「そう、良かったな」
――突然、長沢が俺の自宅を尋ねてきた。
しかも住所録でわざわざ調べて。
「佐伯、日曜は自宅に居るんだ?」
「あ〜…。今日は特別、昨日居酒屋で飲んでさ、帰り遅かったからな、…結構飲んじゃって…」
ふぁあと欠伸いっぱつ。
昨日は中学時代のダチと居酒屋に行った。
久し振りに会ったから盛り上がってつい飲み過ぎてしまった。
「で?用って何?」
俺が長沢にそう言うと、突然長沢は
ドサッ!!
「―――――!!」
いきなり俺は床に押し倒され、しかもいきなりキスされた!
訳が分かんない状況の中、あっという間に服を全部脱がされ、しかもなぜか、あっちこっち全身舐めたりされて…
「ちょっ〜!止めっ!ヤだあ!い゛だい゛〜〜〜!!」
――あろうことか、長沢の奴、とどめを刺す様に、俺のし、尻の穴に、ちん〇を突っ込んできたのだ!!
「ゴメンね、我慢してて、――はあ、気持ちイイ」
長沢はうっとりした表情で俺の躰を出入りしている。
――俺はイヤになる程突っこまれ続け、情けない事に気がつけば女みたいな声をだして喘いでいた。
しかし、どんなに泣いても騒いでも解放されずに、まるで抱き人形扱いだった。
――気がつけば奴は居なかった。
俺はベッドの上、精液にまみれぐったりとしたまま、静かに泣きながらその日一日を終えた。
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