《MUMEI》
文化祭前夜
どうやらCDの発売日も決まり、ドラマも一段落。

オレの頑張りのおかげだ。

文化祭は明日から。

有理にも見せてやりたいから、野中さんに頼んだ。

もちろん環さんにも言った。

……ただ、ミスター光岳コンテストの日は誰にも来て欲しくない。

でも2日目にある。

腹をくくるしかない。

「流理、明日は家早く出るのか?」

「ああ。いろいろ準備あるし」

浴衣がひとりで着られない。クラスの男子に手伝ってもらうことにした。

「2年3組は2階だから、車椅子では無理だろ?着いたら電話して。迎えに行くからさ」

「忙しいんだろ?」

「人手ならあり余ってるから大丈夫だよ。野中さんは大丈夫だって?」

有理はピースをしてみせた。

「流理の方は?」

「オレもばっちり」

とピースを返す。

「楽しみにしてるぜ?」

「はは……」

――本番は明日。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫