《MUMEI》 お兄ちゃん抱っこ。「ン〜…………」 目を擦り、ぬいぐるみが散らばってるベットに転がりながら相手を呼び。 「はるちゃん〜…眠いよ 早くきてぇ…」 兄に抱き締められないと寝れない子。 = = = = = = = = = = = = = = = = 「かなた…」 腕時計を見るともうかなたの寝ている時間だった。 先生に呼び出されて、明日の授業の準備を手伝っていて遅くなってしまった。 (もう寝てるだろうな…) 部屋に帰るともう真っ暗で、ベッドにはかなただと思われる膨らみがあった。 「……もう寝たか?」 なんとなく呼びかけてみるが、返事は無かった。 もう遅いし寝たんだなと思って、自分も風呂に入ってきてパジャマに着替えると、冷たい自分のベッドに入った。 (俺がいないと眠れない、とか言ってたクセに…) なんとなく横になってそんな事を考えていると、モゾモゾと身体を触られる感触がした。 「ひやっ///」 「…はるちゃん…ぅう///」 ベッドに入ってきたのは寝ていると思ったかなたで、ぬいぐるみを連れて泣きながら俺に抱きついてきた。 「遅いよ〜ι寂しかったよ〜俺っ、はるちゃんが居ないと寝れないって言ったじゃんかぁι」 「遅れて…ごめんな」 泣いていたかなたの瞼にキスをすると、かなたは俺の唇にキスをしてきた。 「いっぱい…チューしてくんなきゃ、許してやんない…」 「かなた……うん…分かった」 そう言うとかなたの唇に自分の唇を重ね、少しづつその唇を動かしてムニムニした。 「んっ…ふ///」 そうやって少し開いた唇を舌でなぞるのが好き。 かなたもペロリと舌を舐めてくる。 嬉しくなってその舌を舐め返すと、かなたは小さく甘い声を上げてギュッとパジャマを握ってきた。 「ふぁ…ぅんン…はぁ///」 俺もかなたの頭を両手で抱えながら、お互いに舌を絡め合うと、貪るように唇を重ね合った。 かなたの唇は、どんなお菓子より甘くて、柔らかくて…凄くキモチ良かった。 前へ |次へ |
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