《MUMEI》

「‥‥あれ?思いっきり図星?」
「えええ、あー・・・・」

不思議そうな顔をされて余計に戸惑う、そうですかそうですよね、冗談ですよね。うわー素直に反応しすぎた、もうバレバレじゃん

急速にふたりの間に微妙な空気が降り積もる。気まずい沈黙、冬なのに背中にじっとりと汗が流れる。冗談のつもりが地雷をスライディングで踏みつけた店長と、図星を超精鋭特攻隊に刺されまくった俺。
落ちる沈黙、伺うような視線がイタイ。終わった・・・・なんか色々終わった

「えー、と。その感じは、俺聞いたらダメなこと聞いた感じ?」

おそるおそるたずねられる。
店長の顔には、戸惑うような表情。

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