《MUMEI》

白い空。

夜は私の世界。

長い髪を靡かせ祭壇へと忍び込む。


「君は誰?」

幼き王が問い掛ける。

「愚問でしょう。
貴方は知らなくてもいいのだから。」

王は無知であれ。

「嫌だよ……僕だって知りたいことあるもん……僕だって好きなようにしたいもん。」




「では、そうすればいい。貴方はそれを知っている」

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