《MUMEI》
先輩の微笑み下
カサハラは回転した。
そうでもしなければ母のまつ長女の家まではたどり着けなかった。
もはや家は、大変困難な場所にあった。
が、カサハラはせまりくるミートパイの香りをたよりに突き進んだ。

カサハラ「ここだあぁーーーーーっ!!!!!!!」

母が待ち構えていた。

母「ミートパイをセイントに。」

カサハラ「了承。」

カサハラは逆回転をはじめた。

セイントの元へ向かうカサハラに、世界は表情をかえた。
荒れ狂う波は何度となくカサハラの宇宙を飲み込もうとした。
そのたびに野犬に助けられた。


セイントは書を病室の壁にかけた。

飛んで火に入る夏の虫
     by.セイント


これでカサハラを待つばかりだ。
それを阻む長女の気配も今は、無い。

その時、カサハラが入室した。
そしてミートパイをセイントに手渡した。
その手は震えていた。
セイントはすかさずミートパイを食した。

セイント「おいしい。」



そのころ長女は、とある廃墟で休んでいた。
真実とは、時に蜻蛉。

感傷。

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