《MUMEI》

「ん…………?」



僕はテーブルの角を見下ろすと、思わず眉間にシワを寄せた…。


9番を挟んで7番と手玉……

…コーナーポケット付近には、最後に残った3つのボールが寄り添うように配置されている――…。


僕はその悪戯な配置を見下ろしながら、暫し考えこんだ。



白い手玉が僕…



ターゲットの7番がカオリちゃん…



そして障壁となる9番は中島…



まるで今置かれている3人の位置関係のようだ…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫