《MUMEI》
感心
   〜麗羅視点〜


自分が悲しい時も人の気持ちを気にして謝れる彼女を疑う気にはならなかった。


きっとこの子は、私が思ってたよりずっとずっといい子だと思った。


そして友達になれると思った。


「私、三島 麗羅」


「・・・知ってるよ〜。」


私の不器用な自己紹介に彼女は穏やかな笑みを零した。


私がそっと左手を彼女に差し出すと彼女は驚いたようにこっちを見て、また穏やかに笑う。


「私は、真星!北川 真星」


そう言って彼女もそっと左手を差し出した。


「真星か・・・。いい名前だな」


っと私が微笑むと


「ありがとう。

三島さん私の名前知らなかったでしょ?」

っと彼女はイタズラっぽく笑った。


「・・・・・。


・・・・・・・・・・・。


麗羅でいい」


「分かったわ。


麗羅話そらすの下手ね」


彼女は、またふふっとイタズラっぽく笑った。


上手く話ずらせたと思ったのに・・・!


少しショックを受けながら

真星の感の鋭さに感心していた。

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